教育コラム

フィンランドの子どもはなぜ学力世界一なのか

第8回

フィンランドの授業-算数を教える (5)

リッカ・パッカラ

2009年06月16日公開

リッカ・パッカラ

リッカ・パッカラ

1969年フィンランド、ポリ生まれ。'95年、南西部の都市トゥルクにあるフィンランド最古の大学トゥルク大学で教育学の修士学位を取得して、首都ヘルシンキの小学校の先生に。3つの学校で10年間子どもたちを教え、2005年には特別支援教育教師の学位をとったが、夫の転勤に伴って8月から東京での暮らしが始まった。
来日4年目を迎えた現在、初めての国日本で、結婚以来初めての専業主婦の暮らしにもようやく慣れ、子どもが通う学校の読み聞かせなどのボランティアに積極的に参加する一方で、東京で暮らすフィンランド人女性のネットワークを主催している。10歳の男の子と6歳の女の子の二児の母。
2008年7月に小社より発刊したドリル『リッカ先生のたのしい算数 たし算ひき算』は、「こんな教科書で算数を勉強したかった!」と大人にも大好評。また、2008年11月に発売になった『フィンランドの教育力~なぜ、PISAで学力世界一になったのか~』(学研新書)は、新聞各紙で紹介され、好評発売中。

数に親しむ

算数が得意な子は、例外なく、簡単なたし算ひき算が得意です。
簡単な計算力を、小学校低学年のうちに着実に身につけておくことが、算数の地頭をつくります。そして、この計算力をつけるのは、小学校中学年、高学年になってからでも効果があります。

そこで、今回は、数に強くなる簡単なゲームをいくつか紹介しましょう。
簡単な遊びですが、結構効果がありますよ。

フィンランドの授業-算数を教える (5) 10の組み合わせゲーム

■ 10の組み合わせゲーム

10の組み合わせを使った、いろいろなゲームです。


まずは、コマになるものを10個用意します。ボタンやえんぴつなど、どんなものでもかまいません。

ひとりが、好きな数だけコマをかくし、残りをテーブルの上に置きます。かくしたコマがいくつかを当てましょう。

もう一つ、紹介します。

まず、コマをテーブルの上に10個置きます。

じゃんけんで負けた人は目をつぶり、勝った人は好きなだけコマをとります。次に、勝った人が目をつぶり、負けた人が好きなだけコマをとります。

テーブルに残っているコマの数と、自分がとったコマの数から、相手がいくつコマをとったか当て合いましょう。

■ 暗号クイズ

ヒミツのルールを見つけて遊ぶゲームです。

【1】
左の枠の中の数字は、右の絵文字に置き換えられています。
どの数字が、どの絵に置き換えられているでしょう?

全部わかったら、今度は自分で暗号をつくってみましょう。

フィンランドの授業-算数を教える (5) 暗号クイズ

【2】
次の絵文字は、0、2、4、6のどれかを表わしています。
どの絵文字がどの数字になるでしょう?

全部わかったら、今度は自分で問題をつくってみましょう。

フィンランドの授業-算数を教える (5) 暗号クイズ

【3】
次の絵文字は1、2、3、4、5のどれかを表わしています。
どの絵文字がどの数字になるでしょう?

全部わかったら、今度は自分で問題をつくってみましょう。

フィンランドの授業-算数を教える (5) 暗号クイズ

                          <答え>                  

■ 暗号クイズの答え

暗号クイズ 解答1

暗号クイズ 解答2

暗号クイズ 解答3

-- 休載のお知らせ ------------

リッカ・パッカラ先生は、2009年7月にフィンランドに帰国されました。
しばらくのあいだ、『フィンランドの子どもたちは、なぜ学力世界一なのか』は休載いたします。
ご愛読いただき、ありがとうございました。

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